台北で九份とカバランを巡った4日間

2024年11月16日から 19日まで、3泊4日で台北へ行ってきました。
雨の九份でお茶を飲み、カバラン蒸留所まで足を延ばし、台北の街では食べて飲んで歩き回る。電車を間違えたり、食べすぎて夜市で何も食べられなかったりと予定どおりにいかないこともありましたが、それも含めて記憶に残る旅になりました。
今回の旅を計画するときは、台湾から観光やグルメ、交通などの情報を日本語で紹介している台湾に行きたいわん!をかなり見ていました。初めての台湾で分からないことが多かったので、行き先を考えたり、現地での過ごし方をイメージしたりするうえで参考になったサイトです。
撮った写真と一緒に、4日間を振り返ります。
目次
11月16日:雨の九份へ
羽田空港でそばを食べ、機内食も食べてから台北松山空港へ。空港では、多言語で「台北へようこそ」と表示される案内板が迎えてくれました。

入国手続きにはオンラインの入国カードがあり、2024年に訪れた当時も利用できました。現在は TW Arrival Card として、対象となる旅行者は台湾へ到着する前にオンラインで提出します。2026年8月時点では、到着前 7日以内に無料で手続きできます。
松山空港は軍用飛行場をルーツに持つため、撮影場所には注意したほうがいいという話を思い出し、周囲を確認しながら移動しました。
市内へ向かう前に EasyCard を買いたかったのですが、売り場がなかなか見つかりません。近くにいた日本人らしき旅行者に聞いて、ようやく購入できました。台北 MRT では車内だけでなく駅構内も飲食禁止。うっかり飲み物を口にしないよう気をつけながら、ホテルへ向かいます。
宿泊先は ILLUME TAIPEI。入口付近の香りがかなり強く、においに敏感な自分には少しつらく感じました。旅行中はコンビニでも八角のような香りを強く感じることがあり、食文化だけでなく街の香りも日本とは違うのだと実感します。
チェックインを済ませたあとは九份へ。この日は雨で、通りは傘を差した人たちでいっぱいでした。狭い路地を進むだけでも大変でしたが、濡れた建物や提灯は九份らしい雰囲気をいっそう濃く見せてくれます。


阿妹茶樓に入り、お茶の淹れ方を教えてもらいました。手順を追って丁寧に淹れたお茶は本当においしく、雨の中を歩いてきた身体も落ち着きます。
ただ、茶葉は一度に使い切れないほどたっぷり出てきました。残りを持ち帰るための小さなジッパー袋があればよかった、とここで少し後悔します。


外へ出るころにはすっかり暗くなり、提灯の赤い光が街を覆っていました。どこか『千と千尋の神隠し』を思わせる景色で、混雑の中でも何度も立ち止まって眺めてしまいます。

台北へ戻り、中山近くの蜀川香 酸菜魚で夕食。言葉が分からず、メニューを指差して注文しました。酸菜魚と一緒に頼んだ、蒸し鶏へネギ油ソースをかけた葱油雞が特においしく、初日の疲れもあって箸が止まりません。


食後は Mikkeller Taipei へ。グアバのクラフトビールを目当てにしていましたが、この日は残念ながらありませんでした。移動の疲れもあったので、初日は早めにホテルへ戻って眠りました。
11月17日:カバラン蒸留所へ
朝早く目が覚め、ホテルから飛行機を撮影しました。松山空港が市街地に近いことは知っていましたが、実際に街の上を飛ぶ機体を見ると、その距離の近さをあらためて感じます。

そのまま朝の街を散歩しました。聞き慣れない動物や鳥の声がして、動画を撮りながら歩きます。朝食はコメダ珈琲店のモーニング。台北まで来て見慣れた店に入るのも、それはそれで面白い体験でした。
この日の目的地は、宜蘭にあるカバラン蒸留所です。Google マップで確認した時刻と実際の電車が合わず、さらに間違えて全席指定の列車に乗ってしまいました。車内で言葉がうまく通じないまま事情を説明し、追加料金を支払ってなんとか移動できました。このときはクレジットカードが使えず、現金での支払いになりました。
台北の街中ではクレジットカードを使える店も多かった一方で、交通機関や小さな店など、思った以上に現金が必要になる場面もありました。初めての台湾で事情がよく分からなかったため、出発前に羽田空港で両替してきましたが、旅行の途中で足りなくなります。最後はセブン-イレブンの ATM でクレジットカードのキャッシングを使い、現金を補充しました。
蒸留所に到着して、まずは Mr. Brown Coffee でペンネを食べてひと休み。その後、敷地内を見学しました。


見学のあとはウイスキーを試飲。飲み比べてみるとどれもおいしく、結局かなりの本数を買ってしまいました。帰りの荷物は重くなりましたが、蒸留所まで来た甲斐は十分にあります。



台北へ戻ってからは、意和堂茶行へ。日本語を話す気さくな店主に相談しながら、ジャスミン茶とウーロン茶を買いました。写真は撮っていませんが、旅先で人と話しながら選んだお茶はよく覚えています。
その夜は飲みすぎて、途中から記憶がありません。無事にホテルへ戻れていたことにほっとすると同時に、台北は安心して歩ける街だと感じました。もちろん、次からは旅先でも飲みすぎないようにしたいところです。
11月18日:台北の街と食を歩く
朝はホテルから微熱山丘 台北民生公園店まで歩きました。店ではアップルケーキとお茶を試食し、お土産にバナナワッフルクッキーを購入。帰国して家族に渡したところ、とても好評でした。

昼食は鼎泰豐 南西店へ。小籠包を食べましたが、価格は日本とあまり変わらず、台北のほかの店と比べると少し高めに感じます。それでも、安定したおいしさでした。
続いて、華山1914文化創意産業園区にある Simple Kaffa Huashan Flagship Store へ。店内は満席で、しばらく待ってから入店しました。

待っている間、近くで黒い鳥を見つけて撮影しました。あとで調べると、八哥鳥という鳥のようです。台湾では「冠羽八哥」と呼ばれています。街の中で見慣れない鳥に出会えるのも、海外を歩く楽しさのひとつでした。

ようやく入った Simple Kaffa Huashan Flagship Store では、香りのよいコーヒーをゆっくり楽しみました。混んでいた理由にも納得できる一杯です。
夕食は、地元の人に教えてもらった盛園絲瓜小籠湯包へ。観光客向けというより、地元の人が普段使いしているような雰囲気のお店でした。
飲み物や、すぐに食べられる惣菜は自分で取りに行き、取ったものを伝票へ自分でチェックする仕組みです。こうしたお店ならではのルールが分からず最初はかなり困惑しましたが、日本語を話せる店員さんがいて、利用方法をひとつずつ教えてくれました。


小籠包と一緒に注文した大餅捲牛肉が、めちゃくちゃおいしかったです。ただ、この日もすでにいろいろ食べていて、料理を最後まで食べ切れませんでした。
そこで、先ほど利用方法を教えてくれた日本語を話せる店員さんに相談しました。台湾では、食べ切れないときに持ち帰りたいと伝えると容器をもらえると教えてくれたので、残った分を持ち帰り、翌日の朝ごはんにしました。
満腹のまま、士林夜市へ向かいます。食べ歩きを楽しみにしていたはずなのに、もう何も入りません。屋台を眺めながら歩き、今回は食べるのを諦めました。

夜市の通りでは、狛犬のような像も見つけました。正体はよく分かりませんでしたが、赤い飾りと背景の光が印象的で、この写真は気に入っています。

昔ながらの射的や輪投げもあり、どこか懐かしさを感じました。射的は写真に残していませんでしたが、輪投げは瓶を的にするスタイルでした。

レモネードの店がたくさん並んでいたのも印象に残っています。ただ、看板のカエルの絵が気になり、「カエルの何かなのかな」と思ってしまって、結局手が出ませんでした。


次に来るときは、必ずお腹を空かせて夜市を歩きたいです。
夜は KAVALAN WHISKY BAR へ。樽から注いでもらうウイスキーを飲みました。蒸留所を訪ねた翌日に、台北のバーでもカバランを味わえるのは贅沢な流れです。カバランが好きなら、ぜひ立ち寄ってほしい場所でした。


バーを出たあと、最後にラーメンを食べてホテルへ戻りました。満腹だったはずなのに、旅先の夜は不思議と別腹が残っています。
11月19日:松山空港から帰国
最終日は台北松山空港へ。市街地から近いため、帰国日の移動が短いのは助かります。
空港では、牛バラあんかけご飯のような紅燒牛肉飯を食べ、グレープフルーツジュースを飲みました。最後までしっかり台湾の味を楽しんでから、日本へ向かいます。


日本に到着してからは、せたが屋でラーメンを食べました。台湾であれだけ食べたのに、帰ってくると日本のラーメンが恋しくなります。

まとめ
初めての場所で電車を間違え、言葉が通じずに戸惑い、食べすぎて目当ての夜市では何も食べられない。振り返ると失敗も多かったのですが、その一つひとつが旅の記憶として残っています。
雨に照らされた九份の提灯、蒸留所で飲んだカバラン、街で偶然見つけたハッカチョウ。台北には、もう一度見たい景色と味わいたいものがたくさんできました。
次に行くときは小さなジッパー袋を忘れず、お腹を空かせて士林夜市を歩こうと思います。